Blue LinesMassive Attack
Wild Bunch
発売日 2003-02-03
イギリスのブリストルから登場したマッシヴ・アタックのクルーたちがミュージック・シーンにもたらした幻覚的なビートの影響ははかり知れない。ほかのオルタナ・ホップのスターたち(マッシヴ・アタックの元メンバーであるトリッキー、元ヴォーカル担当だったニコレットとマルティナ、いまひとつ知名度の低い音職人スミス&マイティ)のために、いわば初期段階の実験台の役割を果たした彼らは、同時にポーティスヘッドからビョークまで、同じブリストルに拠点を置いていたミュージシャンたちにことごとく影響を及ぼした。
『Blue Lines』はマッシヴ・アタックのデビュー・アルバムであり、ブリストルのつとに知られた音楽集団、ワイルドバンチの面々が再集結してつくった作品だ。「Unfinished Sympathy」のすがすがしさ、ビートに導かれたオーケストラの見せる表情は、現在のイギリスのトリップ・ホップ・カルチャーが最初の産声をあげた瞬間を伝えるもの。ほかにも「Daydreaming」を始めとして名曲ぞろいで、シャラ・ネルソン、トリッキーら仲間たちをマイクの前に集め、ディープでダブっぽいビートとソウルフルな雰囲気を打ち出している。『Blue Lines』は、いまなお影響力を広げ続けている音楽遺産なのだ。(Daniel Shumate, Amazon.com)
底無し沼 2005-10-18
イギリス南西部の港湾都市ブリストルで結成されたヒップホップ・クルー「WILD BUNCH」をベースに誕生した「Massive Attack」。このファーストは、14年経った現在でも全く古臭さを感じさせない、まさに金字塔的クラシック・アルバム。「Massive Attack」のアルバムは数あれど、私的にはナンバーワン。サウンドはダブ、ヒップホップ、ソウル、ロック、ファンク、テクノ・・・とあらゆるジャンルを飲み込みつつも、いたってシンプルな音像。不純物を一切取り除いたサウンドは、圧倒的個性を放つ。これ以前も、これ以降もこれだけの存在感を感じさせるアルバムは他にない。あらゆるジャンルの音楽ファンに、この底無し沼のドープな音を感じてもらいたい。
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